COLONNA E SPORT
こちらは、野球とサッカーを中心とした様々なスポーツについての"スポーツ・コラム・カフェ"です。スポーツ好きな方もそうでない方も、ゆっくりとスポーツ談義は如何でしょうか?


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ringhio8
  • Author:ringhio8
  • ringhio8←の由来
    私の好きなACミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ選手のアダ名「ringhio(リンギオもしくはリーノ…猛犬の意)」と、彼の背番号8番からです。
    私自身は猛犬とはほど遠いですが…(^^;

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    【アジアシリーズ】千葉ロッテマリーンズが優勝で初代アジア王者に!
    ロッテが初代アジア王者
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/
    20051114-00000006-spnavi_ot-spo.html

    ボビー&ベニー優勝談話
    「KONAMI CUP アジアシリーズ2005」決勝戦
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/05season/
    asia/topics/kaiken/200511/at00006615.html


    “ボビーマジック”の真骨頂
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/05season/
    asia/topics/200511/at00006620.html

    大役果たしたサブマリンの胸中
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/05season/
    asia/topics/200511/at00006619.html



    すみません、アジアシリーズも連日エントリーする予定が書ききれず…。

    ひとまずアジアシリーズは日本代表の(千葉ロッテ)マリーンズが初代王者に。
    高いモチベーションで、レベル差から「勝って当然」と言われたシリーズを確実に4連勝で
    スウィープ(掃討=連戦を連勝した場合に用いる表現)したことは、評価すべきと思う。

    今年は初代交流戦王者、死闘とも言えるプレーオフを制しての31年ぶりのリーグ優勝、
    隙を見せない圧勝で日本一を勝ち取った日本シリーズと、まさにマリーンズの年だった。
    しかし、営業面での抜本的な改革やファンサービスはまだ始まったばかり、
    他球団も"お手本"にするところが増えてきており、これは好ましい傾向だと思う。


    韓国代表の(サムスン)ライオンズは決勝に的を絞った戦い方で金星を狙ったものの、
    先発投手が持ち堪えられなかった。決勝では13安打を放ちながら3得点と拙攻だった。
    細かいところでの野球の質の差、特に韓国はMLB志向が強いと言われており、
    力に頼った野球をしながらもパワー不足を露呈してしまった感がある。

    ただ、国内のリーグ戦では観客は増加傾向にあると言われ、今後も関心が高まって
    リーグ全体のレベルが上がれば、短期決戦においては日本に勝つ可能性も充分にある。
    MLB式のパワー志向に、日本の緻密な野球をミックスさせたいところだろう。
    個人的には、今季新人王を獲得したというクローザーの呉昇桓に良い印象を持った。


    (興農)ブルズは機動力などを活かしきれなかった。こちらも力不足は否めない。
    慣れないドーム球場の屋根や人工芝などの要因もあるだろうが、守備がお粗末だった。
    先発投手の出来次第の野球では、レベルが上の相手には勝てないだろう。
    ただ、マリーンズ戦のコールド自体をそれほど悪く思わない方がいいと思う。

    台湾はアマチュア選手の国外流出が顕著で、国内リーグのレベル低下が懸念されている。
    国内のリーグのレベルを維持すること、リーグ全体の経営レベルを押し上げること、
    この2つが重要になってくるだろう。"日本帰り"の指導者らに期待したい。
    今回のシリーズは不発だったが、張泰山はまだ進化できる強打者だと思った。


    チャイナスターズは中国リーグ選抜だったが、力の差は歴然としていた。
    しかし、まだプロリーグが発足して4年目ということを考慮すると、驚くレベルではある。
    北京五輪を見据えての国策レベルでの代表強化、リーグ強化に乗り出しており、
    あと3年で選手の質も、チーム全体の質も、まだまだ変わる可能性を秘めている。

    個々の選手もNPBのファームレベルに達していると思われる選手もいた。
    マリーンズ戦で1番・遊撃を守り2安打1盗塁した候鳳連、先発した長身の張力に、
    2番手投手で出てきた変則左腕の趙全勝らは、初見だったがそういう印象を受けた。
    バレンタイン監督や小宮山が言うように、歴史を重ねて強化に努めれば脅威となるだろう。


    初の試みとなった今回のアジアシリーズだが、概ね好意的な印象を受けた。
    「勝って当然」と言われる日本の野球界からすれば、あまりメリットが無い、
    などの意見もあるのは当然だろう。しかし、こうした国際大会を重ねていくことは、
    将来的な野球の普及や市場拡大を見据える上で重要なことだと思う。

    特に、MLBは世界的な戦略を進めていて、そういった経営戦略において立ち遅れた
    日本やアジア各国リーグがMLB麾下に吸収されずに生き延びるには、
    アジアにおいての市場をしっかり掴み、全体ではMLBに匹敵するほどのリーグに
    成長させることが重要になってくるし、それを目指すべきだと思う。

    もちろん、まだまだアジア内でもプロ野球70年の歴史を誇る日本に比べ、
    韓国でも25年、今回の4ヶ国以外にはプロリーグすら無く、代表チームでさえも
    フィリピンなどわずかな国であることを踏まえると、普及・発展は先が長いものになろう。
    しかし日本が率先してアジア各国の野球の普及・発展に努力することは、
    その各国のみならず日本のプロ野球においても、レベルの底上げと市場拡大に
    確実に繋がるはずである。今こそ、そうしたグローバルなビジョンが必要とされている。

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    【アジアシリーズ】マリーンズが初戦を制す、ブルズも快勝
    ロッテ、白星スタート=アジアシリーズ開幕
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20051110-00000217-jij-spo.html
    開幕戦は興農が快勝 アジアシリーズ第1日
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20051110-00000017-kyodo_sp-spo.html

    アジアシリーズ日程・結果
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/05season/asia/data/schedule.html


    10日、開幕したアジアシリーズは、千葉ロッテマリーンズvsサムスンライオンズが行われ、
    日本代表のマリーンズが6-2で逃げ切り、まずは初戦を制した。
    先立って行われた興農(シノン)ブルズvsチャイナスターズは、6-0でブルズが快勝した。


    マリーンズの先発は小林宏之、(サムスン)ライオンズの先発はバルガスで始まったが、
    1回裏、いきなり先頭の西岡が3塁打で出塁。続く今江がタイムリーを放ち、
    あっさりとマリーンズが先制した。さらにフランコ、サブロー、李が続き、3点を先制。

    小林宏之はさすがにシーズン中の球威や直球のスピードは無いものの、
    変化球を低めに集める丁寧な投球で、ライオンズ打線を5回を2安打4三振に抑える。
    打線は4回に橋本のソロHR、5回に敵失と犠牲フライで2点を追加し、6-0とする。

    小林宏之が足を痛め、6回表に4安打で2点を返されるが、
    その後は藤田-薮田-小林雅と「勝利の方程式」で反撃を凌いだ。
    点差以上に苦しい試合だったが、まずは優勝へ向けて順調なスタートを切った。


    また、開幕戦として行われた(興農=シノン)ブルズとチャイナスターズの試合は、
    投打に完成度の差を見せ付けたブルズがチャイナスターズを6-0で零封した。

    本日は、ライオンズvsチャイナスターズ、そしてマリーンズvsブルズが行われる。


    【アジアシリーズ】アジアの頂点を賭けて、明日開幕
    アジアシリーズ公式サイト
    http://asia.npb.or.jp/index.html

    アジアシリーズ大会概要
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/05season/asia/data/outline.html
    アジアシリーズ日程・結果
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/05season/asia/data/schedule.html

    コナミカップはアジア野球発展への道を開くか
    (アジア野球連盟顧問・前田祐吉氏に聞く)
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/05season/asia/
    topics/200511/at00006528.html



    明日10日から13日まで東京ドームにて、アジア4ヶ国から2005年度のリーグ王者が集い、
    第1回の「KONAMICUP アジアシリーズ2005」が開催される。
    野球の国際化の本格的な第一歩となる大会で、アジア最高峰の公式戦と位置付けられる。

    今年から開催される「アジアシリーズ」は、日本、韓国、台湾、中国のアジア4ヶ国の
    リーグチャンピオンが、文字通り「アジアナンバーワン」を賭けて争う大会である。
    4球団が総当たりのリーグ戦形式でそれぞれ3試合を戦い、上位2球団が決勝戦を戦う。
    3位決定戦はなく、指名打者制を採用。延長は15回までとされている。
    賞金は優勝チームが5000万円、2位が3000万円、その他が1000万円となっている。


    日本からは日本シリーズを4連勝で制した千葉ロッテマリーンズが出場。
    日本は、アジアの中ではリーグの歴史はもちろん、経営規模や市場規模では随一を誇り、
    アジアの野球界をリードしてきた。主催者としても負けられないシリーズとなる。
    もちろん戦力は質・量共にトップと見られ、優勝候補最右翼と言えるだろう。

    韓国からは韓国シリーズをこちらも4連勝で制したサムソン(三星)ライオンズが出場。
    韓国のプロ野球は創立24年と歴史は浅いが、近年ではMLBで活躍する選手も輩出している。
    また、サムソンの監督は中日ドラゴンズでも活躍した宣銅烈(ソン・ドンヨル)氏であり、
    現在はマリーンズに所属しているイ・スンヨプの前所属チームでもある。

    台湾からはCPBL(台湾)シリーズをここも4連勝で制した興農ブルズ(牛)が出場。
    台湾プロ野球は創立されて16年だが、八百長事件やリーグ分裂など危機を何度も迎えた。
    しかし野球人気やそのレベルは高く、こちらもMLBで活躍する選手を輩出してきている。
    日本でも、元西武ライオンズの郭泰源や、元中日ドラゴンズの郭源治、大豊などがお馴染みだ。

    中国からは単独チームではなく、リーグの選抜チームとなるチャイナスターズが出場する。
    中国のプロ野球はまだ発足して4年目と歴史が浅く、レベルも低いために特別に認められた。
    観客はほとんどおらず、入場料は無料。収入のほとんどをスポンサーに頼っているリーグだ。
    しかし北京五輪に向けて代表チームの強化を図っており、甘く見てはならないだろう。


    開幕戦となる明日10日は、11時からチャイナスターズvs興農ブルズ、
    18時から千葉ロッテマリーンズvsサムソンライオンズの予定となっている。

    マリーンズの先発は小林宏之、(サムソン)ライオンズの先発はバルガスと予想されている。
    ちなみに、バルガスは昨シーズンまで中日ドラゴンズでプレーしていた投手である。
    そのバルガスを"マリンガン打線"が捉えるのかどうか、それとも投手戦となるか。


    初めての試みとなる、チームレベルでの「アジアナンバーワン」の大会。
    将来的なMLBとの太平洋を股にかけた「世界一決定戦」を実現させるためにも、
    大会を成功させ継続していってほしいと思う。


    【日本シリーズ】分析と総括-差はどこから生まれたか-
    ロッテ、4連勝のポイント
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/05season/champ/
    column/200510/at00006437.html

    データと信頼で築いた日本一
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/05season/champ/
    column/200510/at00006439.html



    で、ここからは今さら感のある日本シリーズの分析と総括をしようかと。
    色々なポイント毎にマリーンズとタイガースの違いを振り返ってみることにする。

    断っておくが、セ・パ両リーグを優勝して日本シリーズに来た両チームである。
    総合的な強さ、戦力的なものにはそれほどの差はないとみるのが基本だ。
    単純な強弱論や、そこから派生するリーグ間のレベル云々を語ることは意味が無い。
    それを踏まえた上で、なぜマリーンズが4連勝して日本一となったか、考察してみる。


    ○日本シリーズまでの日程

    これは様々なメディアで取り上げられ、不公平だという意見が多かった。
    確かに、シーズンが終わってから厳しいプレーオフを7戦戦ったマリーンズと、
    シーズンが終わってから2週間以上も公式戦の間隔が空いたタイガースでは、
    いわゆる「実戦間隔」というものに違いが出るのは否めない。

    しかしこれを決定的な理由付けにはできないし、この点を批判するのは違うのではないか。
    まず、日程を決めるのはお互いのリーグであり、セとパで日本シリーズへ向けての
    日程に差が出ることは、今年のシーズン前の時点で明らかだったのだ。

    セはパよりもシーズンの総試合数が10試合も多い(プレーオフも入れるとほぼ同じ)のだから、
    セの日程の組み方にも問題があると言わざるを得ない。
    しかしメディアは、それをセ・リーグ視点で捉え「待たされた」という言い方をする。
    このあたりには、セ・リーグ偏重なメディアの誘導を疑わずにはいられない。

    また、連戦で来ることによる「疲労」の部分が考慮されていないことも疑問を感じる。
    事実、マリーンズは小坂、堀がプレーオフで負傷し、万全な状態では無かったのである。

    この点については、もちろん是正することが望ましい。
    それを日程の調整で済ませるのか、セへもプレーオフを導入するのか、
    どうやら後者になるようだが、セとパがそれぞれ別々にそのあたりを決定していることが、
    そもそもの原因である。日程の問題も含め、セとパで1つになって協議すべきだろう。


    ○勝敗を決したポイントは6回、7回の投手交代

    日本シリーズのような短期決戦において、"試合を作る"先発投手は特に重要だ。
    先発投手が6、7回まである程度抑えてこそ、継投や終盤の様々な作戦が可能になる。
    逆に、先発投手が序盤に崩れると、ほぼその試合の行く末は決まってしまう。
    短期決戦においては、そういった1敗が命取りになるのは自明の理だ。

    最悪でも6、7回までを2、3点程度で抑えるマリーンズの先発投手陣は、
    その実力、層の厚さから現在の球界では№1だろう。
    事実、日本シリーズでも清水、渡辺俊、小林宏が1失点で最低でも7回を投げている。
    では、優れたブルペン投手である「JFK」の陰に隠れている感のある
    タイガースの先発投手陣はどうだったかというと、5失点で降板した第1戦の井川を除けば、
    5、6回まではマリーンズの打線をそれなりに抑えているのである。

    第1戦が10-1、第2戦は10-0、第3戦は10-1と大差となったが、
    5回までを見れば接戦であり、6、7回にマリーンズに大量点が入るという形だった。

    つまり、先発投手に見切りをつけ、中継ぎ、抑え投手に切り替えるポイントが、
    マリーンズよりタイガースの方が早かった。というより、早くせざるを得なかった。
    そこの分岐点で2番手投手が打たれ、大量失点を喫することになったのである。
    第3戦を除けば、そこで打たれた中継ぎ投手はいずれも「JFK」以外の投手だ。


    ○先発投手の"質の差"と、仇となった「JFK」

    次のデータは、日本シリーズで先発(順番は登板した順)した両チームの投手と、
    シーズン中の試合数/総イニング数、そして、それを割った「1試合平均イニング数」だ。
    その投手が1試合でどのくらいのイニングを投げるのか、投げてきたのか、
    このデータによって、その投手が登板した時の試合の展開も読めてくる。

    清水    23試合/164.1回  7.13回
    渡辺俊   23試合/187.0回  8.13回
    小林宏   23試合/160.2回  6.96回
    セラフィニ 27試合/151.1回  5.59回

    井川    27試合/172.1回  6.37回
    安藤    24試合/171.2回  7.13回
    下柳    24試合/132.1回  5.50回
    杉山    23試合/134.2回  5.83回

    これから見てとれることは、マリーンズの投手の方が多い回数を投げていて、
    しかも大差が付いた3戦目までは、いずれもマリーンズの先発投手の方が
    上位の数値(長い回数を投げてきた)が出ていることがわかる。

    もちろん、タイガース先発陣のイニング数が短いのは、後ろに信頼のおける
    「JFK」という3人の中継ぎ・抑え投手を擁しているからであるが、
    日本シリーズではそれが逆に仇となり、先発投手から継投に入る部分で
    打ち込まれてしまった。この「バトンミス」が大きな差となったのではないだろうか。

    「JFK」は優れた"ブルペンユニット"だが、それに頼り過ぎた感がある。
    日本シリーズでは先発投手、そして投手陣の総合的な力と、その柔軟性が必要だった。


    ○チャンスメーカー、ポイントゲッターを絞り込めない怖さ

    次に打撃陣について見て行きたい。

    まず、それぞれの打線の特徴は以前のエントリーにも書いたが、
    マリーンズの片は打線の上位や下位といった区別がしづらく、
    打順やメンバーは固定されることなく、どこからでも点が取れるという打線だった。
    片やタイガースは、出塁率が高く機動力のある赤星がトップバッターとなり、
    長打があり得点力が非常に高い金本、今岡が中軸に座る、オーソドックスな打線だ。

    ところが後者の場合は「中軸を抑えられた」場合に、攻撃面での柔軟性に欠ける。
    プレーオフで松中を完全に抑えられたホークスがそうであったように。
    対してマリーンズの方は、ヒットも長打も警戒すべき"真に怖い打者"はいない。
    しかし1番から9番までヒットでも四球でも出塁し、後続に繋げていく力が
    備わっているだけに、相手投手・捕手からは気を抜ける部分がない。

    そのあたりを示すデータとして、シーズン中に200打席以上打席に立ち、
    出塁率が.350を超えた打者を、両チーム共に抽出した(カッコ内は打率)
    また、その出塁した選手がどれだけ得点になったかを、右に得点数として示した。

    橋本   .398(.257)  36
    サブロー .380(.313)  68
    フランコ .372(.300)  73
    福浦   .363(.300)  54
    里崎   .361(.303)  40
    大塚   .355(.293)  44
    今江   .353(.310)  58

    金本   .429(.327)  120
    赤星   .392(.316)  119
    関本   .361(.297)  37
    桧山   .352(.278)  29
    今岡   .346(.279)  71

    堀、小坂は該当したのだが、ほとんど日本シリーズには出場していないので外した。
    それでもマリーンズは7人が該当し、ヒットでも四球でも出塁する確率の高さを示している。
    中でも第3戦での藤川との対戦で、選球眼の高さとファウルでの粘りを見せた橋本は、
    一見した打率からは想像もできない出塁率を記録している。

    また、どの選手も得点数が偏らずに平均的な数値を記録しているのは、
    どこからでも得点ができることを意味している。「平均的な怖さ」がマリーンズ打線の象徴だ。

    一方のタイガースも5人が該当したが、いわゆる上位打線にそれが集中している。
    金本と赤星の得点が高いのは、今岡、金本の驚異的な打点にも繋がるが、
    逆に言えばこの3人でほとんどの得点を取っていることになる。
    他の選手の出塁率、得点力にはさほど期待出来ない偏りがあったのは否めない。

    そしてシーズン中では素晴らしい数値を記録した金本と赤星が完全に抑えられたのは、
    いわば口と鼻を塞がれたようなものだったのだろう。


    ○データ分析の専門家の存在

    そして最大の差が、あらゆるデータの収集、分析、そしてそれらの活用方法にあったと言える。

    マリーンズは、バレンタイン監督と旧知の仲で統計アナリストのポール・プポ氏を筆頭に、
    優れた分析力をもった"データの専門家"を数人置き、最大限に活用していた。
    報道によると、タイガース、特に金本に対しては、シーズン前から分析を行っていたという。

    プポ氏は単なるスコア上の数字からは読みとれない部分まで、ビデオを繰り返して見て分析、
    相手投手・捕手の配球パターンから、自チームの選手との相性までを徹底的に調べた。
    バレンタイン監督がこれらを体調などと相談した結果、136試合で129通りもの打順となった。
    もちろん、バレンタイン監督がプポ氏に全幅の信頼を置き、それを最大限活用したからだ。

    日本シリーズでは、タイガース投手陣の投球パターン、そして捕手の配球のパターンから、
    金本を始めとした打撃陣のデータまで、あらゆることを丸裸にしたという。
    これは憶測だが、第3戦での藤川登板時のフランコ、橋本の異常なまでの粘りと選球眼は、
    「藤川のフォークはボールになる。振るな」というデータがあったのかもしれない。
    事実、フォークは全てボールになる球だった。

    タイガースも当然、そのあたりのことはやっていたのだろうが、なぜ違いが出たのだろうか。
    そしてここに、マリーンズをマリーンズたらしめた選手構成の違いが浮き彫りになってくる。


    ○データは活用できてこそ意味がある

    オーソドックスな打順の組み方をしたタイガースの場合、それにメスは入れづらい。
    例えば、ある特定の投手に対して金本、今岡が全く打てていないとする。
    しかし、その投手が登板するからと言って、金本、今岡をスタメンから外したり、
    打順を下げたりすることは容易ではない。逆に監督は非難されてしまうだろう。

    ところが、マリーンズはそれを可能にする選手構成があった。

    スター選手が不在で、「どうしても外せない」という選手はいなかった。
    層の厚さもあった。スタメンとそうでない選手に差が無いので、容易に組み替えられた。
    そして何より、そのやり方がチームに浸透し、選手たちが理解していた。
    昨日活躍したのに外されたり、打順が下がれば、当然「なぜだ」となる。
    マリーンズの選手たちも、バレンタイン政権(2期目だが)1年目の昨年は戸惑ったらしい。

    それを2年目の今年、選手たちが理解した。
    選手の戦術理解度を深め、データの収集・活用を現実的に運用できたのは、
    紛れもないバレンタイン監督の人望と手腕。そう「ボビー・マジック」だったと言える。


    ※以上の分析は、真に客観的なものではないとお断りしておきます。
     データの取捨やポイントなど、主観的な部分が絡むのは排除しきれず。


    【日本シリーズ】マリーンズが4連勝で日本一になって
    千葉ロッテマリーンズ優勝パレード実行委員会
    (公式サイト)http://parade.kamome.tv/
    ロッテ11・20幕張メッセでファン感謝祭
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051030-00000041-sph-spo


    もうご存じの通り、マリーンズが4連勝でタイガースを下し、日本一となった。

    個人的なことを言わせてもらうと、オリオンズが千葉に移転してマリーンズになってから、
    千葉市民としてマリーンズを応援(厳密にはあたらないのかもしれないが)してきた。
    雌伏の期間は長く、オリオンズ時代からの流れとは言え弱小球団、行政や市民は冷たかった。
    その苦しい時期を乗り越えてきたからこそ、この日本一に繋がったのだと思う。

    スターはいなくとも一芸に優れた選手をコツコツと集め、それが今年実った。
    外国人選手は別にすると、主力選手の大半は生え抜きの選手である。
    ファンサービス面では、昨年の再編騒動と福岡への合併・移転話が危機感に火を付け、
    営業や企画に外部から"プロ"を招いたのが功を奏した。


    今後はこの流れを持続し、如何に地域に根付いていくか、となるだろう。
    強い時にファンが集まり、お金が落ちていくのは当たり前で、
    それを成績が芳しくない時も支える下地を作ることが重要となる。

    また、そういう流れが他球団へも波及していくことが望ましい。
    球界のトップや中枢は何も変わらないのだから、せめて個々の球団が変えていくしかない。
    特にセの球団は、黙っていてもジャイアンツ戦で儲かる時代は終わったのである。
    そのあたりの意識改革をしないと、セの方から潰れていく可能性も無きにしもあらず、だ。


    で、マリーンズに話を戻すと、この後は11/10~13に「アジアシリーズ」を戦う。
    アジアシリーズについての詳しいことは後にまた書くが、アジア一のチームを決めよう、
    という趣旨で今年新設された大会である。4ヶ国のチャンピオンがリーグ戦形式で戦う。
    日本一のチームは、NPBのリーグ規模や経営規模から、負けられない闘いになるだろう。

    また、優勝パレードとファン感謝祭が11/20に開催されることが決定した。
    優勝パレードは市の中心部と海浜幕張付近で分けて開催され、その後に幕張メッセで
    ファン感謝祭を続けて開催することになるようだ。




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